30m先の街頭演説をライブ配信する

政治

2025/11/9 に行われた国民民主党 全国キャラバン in 静岡 @静岡駅 は、生憎の雨模様、日が落ちた夕刻という配信にとっては良くない条件です。

屋外での演説は常に色々な外的環境が想定されます。
天候、道路事情、周辺混雑と喧騒、広告塔からの音声、駅のアナウンスなど、コントロールすることができません。

演説者の至近距離で撮影・配信することにより多くの場合は大きな問題とならないことが多いので、主催者との調整をすることが重要となります。

さて、今回の静岡駅での街頭演説ですが雨模様で機材が濡れることを避けるため屋根のある離れた場所から撮影を試みました。(もちろん機材にレインコートをかけて雨中での撮影もできないこともありませんが、今回は依頼のない自由撮影なので、そこまで気合を入れる必要がありません)

約30m離れた地点からの撮影です。望遠機能がないと演説者を認識することはできません。
あとは音です。
街頭演説会はマイクとスピーカーを使うのが常ですので、相応の音量はあるでしょう。問題なのは離れているがゆえに途中の雑音も拾うということです。雨音、話し声、キャリーカートを転がす音など、人間の耳は生活音を自動的にミュートしますが、マイクは機械的にすべて拾います。指向性があるマイクを使いますが、それでもさすがに30m離れた先の音をピンポイントで拾うことはできません。
頑張ればいくつか回避策はあります。完全に確実なのは有線マイクを引き回すことです。30mほどなので繋ぐだけなら簡単ですが、道路上に線が剝き出しにならないように養生しなければならず、かなり頑張らないとできない。あるいはワイヤレスマイクを演説者のマイクあるいはスピーカー近くに仕込むことも考えたいのですが、理論値30mは接続可能ですが完全に見通しが確保されるわけではないので接続し続けるかどうかはやってみないと分からないです。ワイヤレスは5m程度内で使うのが現実的です。ということで、頑張れば、つまりお金・人員をかければ、遠距離屋外でも何とかなります。
今回はビデオカメラから直接配信をしていますが、パソコンを通すことでソフト的に雑音を排除して配信することもできます。ノートパソコンですので1時間ほどの稼働は何ら問題はありません。これも工数をかければできるという一つの手段です。

とうこととで、結果、今回はいろいろな妥協の上で一番簡便な方法で配信しています。

ただ悪いことばかりではありません。一番後ろから配信することにより、集客状況が分かるという利点もあります。
この日は50人以上は来ていたでしょう。
傘をさして演説を聞いている人が多いため、演説台への視界が遮られていることが分かります。
たまたま通りがかった人からは、今誰が来ているのか?ということが分かりません。ボランティアの数も少なかったようですが、駅から出てきてバスを待っている人、タクシー乗り場に向かう人など多くのいますので、人目に付くように看板などをもって周囲を巡回したほうが良いかと思いました。こういうのも一番後ろから見ていると分かってくることです。

(配信担当)

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