YouTube動画「New Features in Speedify 16: Local Load Balancing, New Performance Graphs, and Router PEP」は、Speedify 16の主な新機能について解説しています。
この動画で紹介されている主要な新機能は以下の3点です。
1. 新しいパフォーマンスグラフ
- トラフィックグラフ:インストール後すぐに表示される最初のグラフで、コンピューターからアップロードされるトラフィックとインターネットからダウンロードされるトラフィックの両方を1つのグラフで示します [00:06]。
- ネットワークグラフ:以前の「Usage(使用状況)」にあたるもので、全方向のトラフィック合計を接続ごとに内訳して表示します [00:26]。
- その他のグラフ:従来通り、レイテンシ(遅延)、ロス(損失)、およびSpeedifyを経由しないトラフィックを示すローカルグラフも利用可能です [00:44]。
2. ローカルロードバランサー (Local Load Balancer)
- ボンディングモードに新しく追加されたオプションです [00:51]。
- サーバーに接続せず、Speedifyがすべてのインターネット接続を引き継ぎます [01:31]。
- インターネットとの間で新しいフロー(通信セッション)が開始されるたびに、Speedifyが使用するインターネット接続を1つ選択します [01:37]。
- 同じ優先度レベル(例:プライマリ)の複数の接続がある場合、それらの間でロードバランス(負荷分散)を行い、ダウンロードなどを分散させます [01:46]。
- メリット:多くのクライアントや多くのソケットを使用する状況(例:ルーター、BitTorrent)で接続を分散できます [02:03]。また、障害が発生した場合、数百ミリ秒以内に問題を検知し、次の優先度レベル(例:プライマリからセカンダリ)に切り替える**フォールトトレランス(耐障害性)**を提供します [02:09]。
- 最適なユースケース:最大の速度よりも信頼性を求める場合、例えば、クレジット決済を実行する店舗のPOSシステムなどに最適です [02:29]。
3. ルーター向けパフォーマンス強化プロキシ (Router PEP)
- ルーターライセンスを持つユーザーにとって特にエキサイティングな新機能です [03:26]。
- OpenWRTルーターやGLiNetなどのSpeedify搭載ルーターで、デフォルトで有効になっています [03:43]。
- 機能:ルーターに到達したすべてのTCPトラフィックを、レイテンシ、ロス、ジッターの影響を受けにくいSpeedify独自のプロトコルに書き換えます [03:51]。
- メリット:
- この機能は、ルーターを使用しているすべてのユーザーに大きなスピードアップをもたらすとしています [05:07]。

