2025/11/11 撮影・編集の動画を 11/12 に公開しています。
撮って出しみたいな感じですね。
かごしま氏の動画は、あまり小細工せず、テロップも少なめで編集しています。
バラエティ風に編集することもできますが、かごしま氏のキャラクターを考えると、編集によって違う意図にならないように、本人の真面目で丁寧な説明で分かってもらえるように、ということを心掛けるようにしています。議員1年生ですから、まずは素材で勝負です。より視聴者の幅が広がれば、内容含めて構成しなおせばいいと考えています。
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• 質問通告とは: 議員が国会で質問することが決まった際、質問内容を事前に役所(政府)側に知らせることです。
• 通告の幅: 議員によって通告内容は異なり、「お米について」のように漠然としたものから、生産量、輸出量、生産方針など細かく通告するものまであります。
• モントリレク(問取りレク): 通告だけでは実際の質問内容が分からないことが多いため、政府は議員や秘書に対して質問内容をより細分化して聞き取る「モントリレク」を行います。この内容に基づき、政府は答弁を作成します。
• 大臣レク(説明): 答弁作成後、大臣、副大臣、または政務官の誰がどの質問に答えるかが決まり、その担当分の答弁について大臣などに説明(レクチャー)が行われます。
• 委員会当日: 答弁の準備が整った後、委員会当日に議員の質問に対して答弁書に基づいた回答がなされます。
2. 深夜・早朝の業務発生の原因
• 大臣などへの答弁説明(レク)は、委員会の直前までに行う必要がありますが、いつ行うかは答弁作成が完了する時間に紐づいています。
• 通告が遅い場合は、答弁作成も遅れ、深夜12時、午前1時、2時などに答弁が完成することがあります。
• その結果、大臣への説明が委員会の当日早朝となり、午前5時や6時からレクが行われることがあります。
• 特に火曜日と金曜日の朝には閣議(閣僚会議)があるため、委員会の開始が早い場合、レクは閣議より前に終わらせる必要があり、早朝開催が不可避となります。
3. 答弁作成の非効率な要因(政府側の問題点)
答弁作成が遅れる原因には、議員による通告の遅れだけでなく、政府側の非効率な文化も影響しています。
1. 重層チェック(チェックの多さ): 答弁は政府の方針を正式に説明する内容であるため、誤りがないよう多数の関係者による重層的なチェックが入り、この順序待ちで1時間から1時間半かかることがあります。
2. 割り揉め(担当部署の決定): 質問が複数の部局に関わる場合、どちらが主担当となるか、答弁を書く担当をめぐって部署間で揉める(割り揉め)ことがあり、これが多くの時間を費やす原因となります。
3. 紙媒体への依存(膨大な印刷): 国会に持ち込む資料は紙であり、玉木代表らが訴えてもタブレット利用は品位にかけるとして断られています。30問の質問に対し、1問あたり6枚の参考資料が必要だと仮定すると、50部用意するために9,000枚の紙を印刷し、インデックス付け(耳をつけたり)する作業が発生します。この最終印刷作業が深夜1時、2時、または3時までかかることがあります。
4. 提案される改革と国民民主党の姿勢
• 現在の問題は「段取り」(手続き)の非効率さに集中しています。
• **国民民主党(DPP)は、この非効率性を解消するため、質問通告を「2日前までに行う」**と取り決めており、議員側の改善に取り組んでいます。
• 本質的な改革: 重要なのは、いかにしてより良い政策を作り、国民生活を豊かにできるかという具体的な議論の質(クオリティ)を上げることです。
• 議員の責務: 議員は日頃から勉強し、常日頃から課題意識を持つことで、通告のクオリティを上げるべきです。
• 政府の責務: 政府は、聞かれたくないことに答えるのを避ける**「すれ違い答弁」**を止め、良い提案があれば野党からでも心から受け入れるべきです。
• 早朝・深夜まで体力を使って段取りをこなすのではなく、まず段取りの部分(通告の迅速化、チェックの効率化など)をしっかり整備し、その上で議員・役所双方が議論のクオリティ向上に注力することが求められています。
「モントリレク」で ChatGPT に絵を描いてもらいました。
モントリオールでしょうか?いやモントリオールはそこそこ都会だったはず。



